モジュール0.5〜2.0のウォームは冷間転造にて作られております。
表面の粗さは、0.8a(3.2S)以下に仕上がっておりますので相手ホイール(特に樹脂材)にやさしいウォームです。
ねじ面の表面は加工硬化によって硬さが向上し、金属の繊維組織が切断されていない為機械的性質も切削加工に比べて優れております。
表面の粗さは、0.8a(3.2S)以下に仕上がっておりますので相手ホイール(特に樹脂材)にやさしいウォームです。
ねじ面の表面は加工硬化によって硬さが向上し、金属の繊維組織が切断されていない為機械的性質も切削加工に比べて優れております。

- モジュール0.5~2.0のウォームは冷間転造にて造られております。
- 冷間転造による加工のため、ねじ面の表面は加工硬化によって硬さが向上し、金属の繊維組織が切断されていないので機械切削のウォームに比べ機械的性質も優れています。
- 転造後の表面硬さは母材の硬さの1.2~1.3倍になり、『ねじ面の硬さはHB240~260』になります。
- 転造ウォームは、ねじ面の表面粗さが鏡面のため、ウォームホイールと組み合わせて使用しますとウォームギヤの寿命が切削をしたウォームとの組み合わせと比較して寿命が長くなります。
- ウォームホイールをポリアセタールなどの軟材質で作った場合、組み合わせるウォームが切削加工品ですと、ねじ山の角でウォームホイールの歯を削りとってしまうことがあります。転造ウォームは、ねじ面の表面粗さが鏡面になり表面硬さも増し、特にねじ山の角は転造時のもり上りの為、完全な曲面となり、前述のようなウォームホイールの歯を削りとる現象は無
く、その耐久性は極めて優れています。 - 転造ウォームは転造中の素材が均一に塑性変形をしない為、転造特有の酔歩誤差(歩きとも言う)が有ります。転造ウォームが1回転(1リード中に)する過程において、特定の位置での位相の進み遅れを酔歩誤差といいます。
- 単一ピッチ誤差及び圧力角誤差は転造用ロールダイスの制度によって左右されますが、転造されたウォームの単一ピッチ誤差の最大は18μmで圧力角誤差は±20’となっています。
サイズ:モジュール0.5~5.0
材 質:ウォーム…SUS304、S45C
ウォームホイール…アセタール、黄銅、アルミニウム青銅、ねずみ鋳鉄
材 質:ウォーム…SUS304、S45C
ウォームホイール…アセタール、黄銅、アルミニウム青銅、ねずみ鋳鉄