KG歯車教育キット

現在、教育現場において歯車についての授業が昔に比べ少なくなっております。また、現物の歯車に触れる機会も少なくなっております。
こういった状況の中、歯車を目で見て、手に触れることができるものを作ることで、歯車を勉強される方々のお手伝いができないかという思いでこのキットを作りました。
このキットは3つのエリアに分け、様々な歯車機構の奥深さを体感できるものとなっております。

機構を詳しく説明した解説書付きですので、是非これをお使い頂き歯車の理解を深めて頂きたいと思います。

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KG歯車教育キット画像

特長

教育キット解説書イメージ

エリアA【 一般的な回転伝達 】

エリアAは、通常使用する事の多い歯車の種類を使用した回転伝達エリアです。
平行軸(平歯車)、食い違い軸(ねじ歯車、ウォームギヤ)、直行軸(かさ歯車)を紹介しております。
(技術資料 第1章1.2「歯車の種類」参照)
バックラッシ(歯面間の遊び)は、適度な量を設定しております。(技術資料 第1章1.7「バックラッシ」参照)

エリアB【 転位歯車により中心距離を調整 】

エリアBは、小歯車(歯数24枚)に対し、歯数の異なる大歯車、大歯車1(歯数32枚)と、大歯車2(歯数30枚)を同じ中心距離で同時にかみ合わせる為に、大歯車2(歯数30枚)を転位歯車としてプラス転位を行い設計しております。
小歯車とかみ合う二つの大歯車は、歯数に2枚の差があるため、大歯車1よりも大歯車2の方が歯数2枚分だけ早く回転します。
写真など詳しくはこちら(Facebookへリンクします)

転位歯車としての他の目的については、解説詳細にてご紹介いたします。
(技術資料 第1章1.8「歯車の転位」参照)

エリアC【 アンチバックラッシ 】

高精度化する要求に対し、歯車のバックラッシ(歯面間の遊び)をゼロに近づけたいと言う設計志向が増加しております。
この様なご要求に対応したアンチバックラッシ状態で回転を伝達するエリアです。
シザース方式のノーバックラッシギヤ(平歯車)、かさ歯車を最小限のバックラッシでコンパクトに組上げたベベルギヤBOX(B-BOX)、最終段では、ノーバックラッシギヤと丸ラックギヤを使用し回転運動を直線運動にノーバックラッシ状態で伝達しております。
(ノーバックラッシギヤ・コントロールバックラッシギヤ:商品ページP51参照)
(GEAR SYSTEMS・商品ページP65参照)(ラック・商品ページP265参照)

※B-BOXは、「2010年度グッドデザイン賞特別賞・ロングライフデザイン賞」を受賞しております。

【 グッドデザイン賞審査委員会の評価コメント 】
『専門領域で使用される装置部品だが、モダンな外観で信頼性があり、施されているグラフィックもよい。現代アートのような美しさと精度感に満ちており、かつては製品のディテールの隅々にまで生かされていたエンジニアの美学が現存している。精度の高さを感じさせるデザインである』。

 

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